« 今日も休み | トップページ | まるで他人事 »

2005年03月15日

書評#11「ダ・ヴィンチ・コード」

今日は以下の本の書評をする。

「ダ・ヴィンチ・コード(上)」 ダン・ブラウン著 角川書店 ISBN4-04-791474-6
「ダ・ヴィンチ・コード(下)」 ダン・ブラウン著 角川書店 ISBN4-04-791475-4

評価は4(★★★★☆)。若干辛めだが、自分の知識がこの本の面白さを若干削いでしまったことがあるためであり、一般的にみて「週刊文春:2004年ミステリーベスト10海外部門1位」の名に恥じない内容だ。

キリスト教に関するさまざまな薀蓄が語られており、キリスト教に疎い人だけでなく、キリスト教にかかわりのある人(一部の宗派の人は嫌かもしれないが)でも楽しめると思う。

ストーリ的にもあきさせないように工夫されており、非常に読みやすい。日本語訳についてはもちろん翻訳者である越前敏弥の力量によるところが大きい。

以下ネタバレあり注意。

答えは全て「ソフィー」につながる。そして、本当に隠されるべきものさえも…。

さて、面白さを削がれた原因は、

オプス・デイ、シオン修道会、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」とキリストの隣に座るマグダラのマリア、死海文書、テンプル騎士団とフリー・メイソン、聖杯の意味、剣の意味、五傍星、六傍星、フィボナッチ数と黄金比、置換暗号(含むアトバシュ)、鏡像文字、パピルスと酢酸、ヘブライ語の表記法。

以上に挙げたことは自分はそこそこ知っていることだったからだ。結果、ここに絡んだ部分はある程度先が読める状況になってしまった。しかし一方で知らなかった事実もあり、その部分は非常に興味深く読むことが出来た。

本著者はまだ無名の時代に、本書の主役であるラングドン教授を主役としたシリーズ第一作の「天使と悪魔」で高い評価を受け、同シリーズの第二作目である本書が映画化されるという、すばらしい実績を上げている。今現在シリーズ第三作目を執筆中との事。今後も彼の作品には目が離せない。

因みに、まもなく劇場公開される映画「ナショナル・トレジャー」も似たような趣向(1米ドル札に描かれた「万物を見通す目」の謎など)の作品であり、是非見てみたいと思う。

Posted by masamic at 23:53 [書籍・雑誌, 歴史] | 固定リンク

既トラックバック送信先


トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/26301/3314801

※トラックバックスパム対処のため、トラックバックは承認制となっております。明らかにスパムと思われるものでなければ公開を原則といたしますので、あらかじめご了承ください。

この記事へのトラックバック一覧です: 書評#11「ダ・ヴィンチ・コード」:

コメント

コメントを書く